2008年12月26日

War Plan Pacific

今年はこれが最初で最後の更新になってしまいましたが、特にこのブログをやめようと思っているわけではありません。単にここに書きたくなるような面白いコンピューターゲームが今年はほとんどなかったからです。
まずゲーム自体があまり出なかったということもありますが、ここに書くほどの興味が持てるものはあまりなかったと思います。
今年度買ったものの大きいのはHPSのWar over Vietnamの続編の中東の航空作戦を扱ったWar over the MidEastがあるんですが、これはベトナムのゲームに比べるといまひとつではあります。特に中東は地上作戦と切り離しにくいということはあると思います。
その他にも行ってみたいシナリオ、たとえばヨムキプールでの航空作戦などは数が多すぎて、このシステムではやる気が喪失してしまうということがあります。
コンピューターだから複雑なものをというよりは、コンピューターだから複雑なものを簡単に、というものがほしいという気もしますね。
実際ボードゲームでも十分な複雑さを持っていると思いますし、抽象化という点ではかなりデザインも完成していると思います。
そういう意味では昨年のDefending the Reichはよく出来ていました。

今年度の〆で登場したこのWar Plan Pacificはまさにやっと出てきた期待の作品と言えます。

http://www.shrapnelgames.com/KE_Studios/WPP/WPP_page.html

これは以前少し書いたプロフェッショナルシミュレーションゲームの分野で少し書いたArmored Task Forceなどを出していたProSimをディストリビューとしている会社の製品ですが、内容はかなりシンプルです。
これまでもエリア方式の太平洋ものというのを待望していたわけですから、やっと出たという感じです。

wpp1.gif

マップはPoint to Poinで西海岸からシンガポールまでカバーしています。旭日旗がインポーズされているところは日本軍の占領下です。
一ターンは一ヶ月ですが戦術ラウンドがあり、戦術ボードで海空戦を解決します。陸戦は上陸部隊の船団と戦術ラウンドで簡略化されています。陸軍の駒と陸戦はなく、基本的に制海権を取った方が陸戦にも勝つという考え方です。そういう点ではVictory in the Pacificより抽象化されています。
太平洋のフルキャンペーンを3時間で行えるといううたい文句の通り、かなりシンプルですが軽巡以上は単艦単位でユニット化されています。

このゲームのユニークな点は勝利条件の設定が多岐にわたることです。
太平洋戦争をきちんと知っているものならばだれしも日本が軍事的な勝利を得ることはできなかったということを知っています。
そのため、ゲームをどう方向づけるかという点で勝利条件の設定には工夫が必要です。ゲームではいくつかの勝利条件が設定されていますが、はじめの数ターンの日本軍の石油の備蓄量に対するサドンデスの勝利条件はなかなか面白いと思います。また終盤では米軍が日本をB29の航続距離に収めた時点で実質的に終わるようです。ここはいまデモ版しかないのでわかりませんが、マリアナまでということになります。ここも納得のいくところだと思います。
また米豪連絡線を遮断することが石油確保の次の目標になるため、現実に沿った展開にはなると思います。

wpp2.gif

ゲームはTFをベースに行い、TFの編成を行った後にTFをどのエリア(ポイント)に派遣するかということだけです。
そのときに目的エリアが敵のもので、TFに輸送艦が含まれないときはRaidとなり、輸送艦が含まれた時はInvasionとなります。
あるエリアを確保することで次のエリアへのルートが開けます。

またTFの目的地が自軍ベースのときはpatrolとなりますが、キーの一つはPatrolはもちろん敵のRaidに対するものでもありますが、同時にPatrolをすることでそのベースのレベルと航空機数があがります。
つまり補給の要素がこの辺で抽象的に組み込まれているわけです。輸送艦を自軍エリアに使うと補給で、敵エリアに使うと侵攻作戦となるわけです。

wpp3b.gif

両軍が対峙すると戦術ラウンドとなりますが、ここはちょっとしたアニメーションがありそれなりに派手です。
細かいフレーバーでは戦術ラウンドでの酸素魚雷などもあります。
いまはデモ版をやっていますが、正式版も注文しましたのでまた届いてからやってみたいと思います。
posted by Y.Sasaki at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | KE : War Plan Pacific | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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